Vol.45

妊娠中の便秘対策|今日から始める生活改善と悪化させない工夫

  • 2025.12.4
  • m.i journal vol.45
  • コラム

妊娠中の便秘に悩んでいませんか?「薬はできるだけ避けたい」「でも毎日つらい…」と感じる方も多いはずです。本記事では、妊娠中でも取り入れやすい生活習慣の工夫や便秘を悪化させないためのポイントをわかりやすく紹介します。読み終えた後には、自分に合った無理のない対策が見つかり、妊娠期間をより快適に過ごすヒントが得られるでしょう。

妊娠中の便秘の特徴と見極め方

妊娠中の便秘は、一般的な便秘とは少し性質が異なります。ホルモンの影響や子宮の大きさの変化が関わり、腸の働きが弱まることで起こる場合が多いです。体調や生活リズムにも左右されやすく、一時的に症状が強く出る場合もあります。妊娠期ならではのサインを理解すれば、早めの工夫やケアにつながっていきます。

妊娠期特有の便秘のサインとは?

妊娠期の便秘は、腸のぜん動運動が弱まり排便回数が減るのが特徴です。出てもコロコロと硬い便で、残便感があることも多くなります。また、お腹が張りやすくなったり、ガスがたまりやすいのも妊娠期ならではのサインです。便秘により下腹部が重く感じることもあり、仕事や家事に集中できない原因になる場合もあります。

通常の便秘との違い

一般的な便秘は食生活や運動不足が主な原因ですが、妊娠中はホルモンや子宮の圧迫といった要因が強く関わります。そのため、生活習慣を見直しても改善しにくいケースが多いのが特徴です。また、妊娠前には問題なかった食事やサプリメントが便秘を悪化させる場合もあります。通常の便秘よりも一層体調や生活の影響を受けやすいため、妊娠中の便秘は特別にケアしてあげる必要があります。

妊娠中に便秘が起こる主な理由

妊娠中の便秘は、妊娠による体の変化や生活習慣の影響が複雑に関わって起こります。ホルモンの働きや子宮の大きさ、服薬の影響、さらに運動や水分不足などが重なり、排便がスムーズにいかなくなります。これらの理由をそれぞれ見ていきましょう。

ホルモン変化による腸の働きの低下

妊娠すると女性ホルモンのプロゲステロンが増え、腸の動きがゆるやかになります。これは妊娠を維持するための自然な変化ですが、腸のぜん動運動が弱まるため便秘につながりやすいのです。特に妊娠中期から後期にかけて便の回数が減ったり、残便感を覚える人も少なくありません。体の仕組みを理解しておけば、焦らず工夫できるようになります。

子宮の拡大による圧迫

赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなると、腸が物理的に圧迫されます。その結果、腸の動きが妨げられ、便がスムーズに進みにくくなるのです。特に下腹部の張りや重さを感じる時期には、便秘が強く出やすい傾向があります。このような体の変化は一時的なものですが、姿勢や過ごし方を工夫するだけでも楽になる場合があります。

鉄剤やサプリメントの影響

妊娠中は貧血予防のために鉄剤やサプリメントを処方される場合があります。しかし鉄は腸内で便を固くしやすく、便秘の原因になるケースもあります。摂取が必要な場合は自己判断でやめず、医師に相談しながら続けることが大切です。水分をしっかり取る、食物繊維を意識するなどで負担を和らげることも考えましょう。

運動不足や水分不足

妊娠中は体調を気にして運動量が減りやすく、腸の働きも弱まってしまいます。さらにデスクワーク中心の生活では血流が滞り、便秘が悪化することも少なくありません。また、つわりやむくみを気にして水分を控えると、便が硬くなりやすいです。軽いストレッチや散歩、水分補給を心がけるだけで腸の調子が整いやすくなります。

便秘が続くことで起こる不快な症状

妊娠中に便秘が長引くと、体調や気分にまで影響が出る場合があります。腸に便がたまることで血流や胃腸の働きが乱れ、痔やお腹の張り、食欲の低下や眠りの質の悪化につながるのです。軽い不調と思って放置すると悪化しやすいため、早めのケアが欠かせません。

痔や腹部膨満感

妊娠中の便秘は、硬い便が肛門に強い負担をかけるため痔を引き起こしやすくなります。痔になると排便のたびに痛みや出血を感じ、さらに便意を避けがちになって悪循環に陥ります。また、便やガスが腸にとどまれば、お腹の張りや圧迫感も強くなり、動くのがつらくなることもあるでしょう。こうした症状は日常生活に大きな支障をきたすため、早めの工夫で予防するのがいいでしょう。

食欲不振や睡眠の質の低下

便秘で腸内に便がたまると、胃腸全体の動きが鈍くなり食欲が落ちやすくなります。食べられないことで栄養不足につながり、母体だけでなく赤ちゃんの健康にも影響が及ぶ可能性も。さらに、お腹の張りや不快感で夜ぐっすり眠れなくなる場合もあり、疲労が蓄積してしまう恐れがあります。食欲や睡眠は体調の基本なので、便秘の段階で整えることがとても重要です。

日常生活でできる便秘改善の工夫

妊娠中の便秘は生活習慣を少し整えるだけでも軽減が期待できます。毎日の習慣に無理なく取り入れられる工夫を意識すれば、薬に頼らずに腸の調子を整えやすくなるでしょう。水分や食事、運動、排便リズムなどを意識することが、快適な妊娠生活につながります。

朝の水分補給で腸を刺激する

朝起きてすぐに水分をとることは、腸を自然に刺激して便通を促す助けになります。常温の水や白湯をコップ1杯飲むと、眠っていた腸が動きやすくなります。冷たい水を急に飲むと体に負担をかける場合もあるので、温度は体調に合わせましょう。無理なく続けることで毎日の排便リズムを作っていけるはずです。

食物繊維と発酵食品を組み合わせて食べる

便秘改善には、食物繊維と発酵食品を意識することが大切です。食物繊維は便のかさを増し、発酵食品は腸内の善玉菌を育てる働きがあります。例えば「ごはんに納豆」「ヨーグルトに果物」を組み合わせると取り入れやすいです。バランスよく食べることで腸内環境が整いやすくなります。

軽い運動やストレッチを取り入れる

体を動かすことは腸の働きを助ける大きな要素です。妊娠中は激しい運動が難しいため、散歩や簡単なストレッチがおすすめです。椅子に座ったまま足首を回すだけでも血流が促され腸が動きやすくなります。日常の合間に少しずつ取り入れれば、無理なく続けられる習慣になります。

排便のリズムを整える

毎日決まった時間にトイレに行く習慣を作ると、体が自然に排便のリズムを覚えやすくなります。特に朝食後は腸の動きが活発になるため、座る時間を確保するとよいでしょう。焦らずリラックスした状態でトイレに行くのもポイントです。リズムを作れば、便秘の悪循環を防ぎやすくなります。

妊娠中の便秘で医師に相談すべきケース

妊娠中の便秘は生活習慣の工夫で和らぐ場合もありますが、自己判断で放置すると体に負担がかかる場合があります。薬やサプリメントを使用する必要があるときや、症状が長引いて悪化しているときには医師に相談することが大切です。正しい判断を得られれば、不安なく対策を続けられます。

薬やサプリを使うとき

妊娠中に便秘薬やサプリを使う場合は、必ず医師に確認しましょう。市販の下剤や整腸剤の中には妊婦には適さない成分が含まれている場合があります。鉄剤やカルシウムのサプリは便を固くしやすく、服用の仕方を工夫する必要があり注意が必要です。独断で中止するのもリスクがあるため、必ず医師や薬剤師に相談してから判断しましょう。

症状が長引いたり悪化しているとき

便秘が数日以上続き、強い腹痛や出血を伴う場合は自己判断せずに医師に相談してください。便秘が原因で痔が悪化したり、腸閉塞のような重い症状につながる場合もあります。便秘が慢性化すると食欲や睡眠にも影響し、体力が落ちやすくなってしまいます。妊娠中は体の変化が大きいため、少しでも不安を感じたら早めに専門家の診察を受けることが大切です。

まとめ

妊娠中の便秘は、多くの方が経験する自然な変化ですが、不快な症状が続くと気持ちまで沈んでしまうことがありますよね。

m.i(ミィ)は、そんな毎日の中で「無理せず続けられること」を大切にしてほしいと考えています。完璧に整えようとしなくても大丈夫。少しずつ、自分に合った習慣を見つけていくことで、心と体が整っていきます。

あなたが快適に過ごせる時間を少しでも増やせますように。