妊娠中に気をつけたい紫外線対策|肌荒れとシミを防ぐおすすめの方法
- 2025.9.29
- m.i journal vol.28
- コラム
妊娠してから肌が敏感になり、日差しが気になるようになった…そんな悩みを感じていませんか?妊娠中はホルモンの影響でシミや肌荒れが起こりやすく、紫外線対策がとても大切です。この記事では、妊娠中でも安心して使える日焼け止めの選び方から、家の中でできる紫外線対策、避けたいNG行動までをわかりやすく解説します。読み終えるころには、肌と赤ちゃんを思いやりながら、毎日のケアに自信が持てるようになりますように。
妊娠中に紫外線対策が必要な理由
妊娠中はホルモンバランスの変化によって肌が敏感になりやすく、紫外線の影響を受けやすい状態になります。普段よりもシミやくすみができやすくなるだけでなく、日焼け後のダメージも残りやすくなるため、紫外線対策は欠かせません。妊娠中に適切なケアをしておくことで、産後もきれいな肌を保ちやすくなります。外出時はもちろん、室内でも日差しを意識することで、肌トラブルを防ぐ第一歩になります。
紫外線ダメージを受けやすくなる
妊娠中はホルモンの影響で肌のバリア機能が低下しやすくなります。この状態では紫外線を浴びたときのダメージが通常よりも大きく、乾燥や赤みなどの刺激を感じやすくなることがあります。紫外線による肌トラブルを予防するためには、肌を守る意識がとても大切です。特に、春から夏にかけては紫外線量が多くなるため、帽子、日傘、日焼け止めを活用してこまめにガードしましょう。
シミやくすみが目立ちやすくなる
妊娠中はメラニンの生成が活発になるため、シミやくすみが目立ちやすいといわれています。特に顔や首など、日差しを受けやすい部位には注意が必要です。紫外線を浴びると色素沈着が進み、産後もなかなか消えないシミとして残ってしまうこともあります。なるべく早い段階から紫外線対策を心がけ、肌にやさしい日焼け止めやUVカットアイテムでしっかり守ることが大切です。
妊娠中の紫外線対策はいつから始めるべき?
紫外線対策は妊娠がわかった日から意識してみましょう。妊娠中の肌は、デリケートになりやすく、紫外線の影響を受けやすい状態です。外出時だけでなく、日常生活の中でも肌は紫外線にさらされています。そのため、早めに紫外線ケアを始めることで、シミや肌荒れなどのリスクを減らせます。
妊娠初期から始めるのが理想的
妊娠初期はホルモンバランスの変化が始まり、肌のバリア機能がゆらぎやすくなります。この時期に紫外線を浴びると、炎症や色素沈着などが起こりやすくなることも。妊娠がわかったタイミングで、低刺激のUVケアアイテムを取り入れたり、帽子や日傘を使ったりといった小さな工夫を始めてみてください。
紫外線による影響は妊娠週数に関係なく起こりうる
紫外線による肌への影響は、妊娠の時期に関係なく起こりうるものです。妊娠中はホルモンの働きでメラニンが増えやすく、シミやそばかすができやすくなります。日によって肌の調子や体調も変わるため、「今日は大丈夫かな」と思っても、毎日のケアを習慣にすることが大切です。
妊娠中の日焼け止めの選び方
妊娠中は肌が敏感になりやすいため、日焼け止めの成分や使い心地を見直すことが大切です。刺激の強いものを使うと、かゆみや赤みなど肌トラブルにつながる場合があります。選ぶ際は成分表示や使用感に注目し、自分の肌に合ったやさしい処方のものを選びましょう。生活スタイルや使用シーンに合わせて、SPF・PAの数値やテクスチャーもチェックすると、より快適に使えます。
ノンケミカル・低刺激のものを選ぶ
妊娠中はホルモンバランスの変化で肌がデリケートになりやすくなります。特に肌荒れしやすい方は、紫外線吸収剤を使わない「ノンケミカル(紫外線散乱剤)」タイプの日焼け止めがおすすめです。無香料・無着色・アルコールフリーといった表示にも注目すると、より安心して使えます。
SPF/PAは用途に合わせて選ぶ
SPFやPAの数値が高いほど紫外線を防ぐ効果は強くなりますが、そのぶん肌への負担が増すこともあります。妊娠中は長時間外出する機会が少ない方も多いため、SPF30・PA++程度でも十分なケースが多いです。買い物や散歩など外出時間に応じて、必要な強さのものを選びましょう。室内中心の日は、SPF20程度の軽い使用感のものでも十分対応できます。
こまめに塗り直せるか・落としやすいかもチェック
妊娠中は香りや肌への刺激に敏感になるため、使用感も重要なポイントです。日焼け止めは時間とともに効果が落ちるため、こまめな塗り直しが必要です。テクスチャーがなめらかで、ベタつかず塗り直しやすいものを選びましょう。クレンジング不要で石けんやお湯で落とせるタイプだと肌への負担を軽減できます。毎日続けやすいかどうかも基準にすると安心です。
室内でもできる妊娠中の紫外線対策
妊娠中はおうちで過ごす時間が多くなりがち。でも、紫外線は窓ガラスも通過するため、室内でも油断は禁物です。ちょっとした工夫で、肌への負担をやわらげてあげましょう。
窓からの紫外線はカーテンやフィルムで遮る
室内でも紫外線は窓を通して入ってきます。特にUV-A波(紫外線A波)はガラスを透過しやすく、肌の奥深くにまで届く性質があるため注意が必要です。その影響で、知らないうちに肌にダメージを与えるため対策が欠かせません。紫外線対策には、UVカット機能のあるカーテンや窓フィルムを使うのがおすすめです。貼るだけで手軽に取り入れられ、日差しの強さをやわらげる効果もあります。日中に長く過ごす部屋から優先して取り入れると、ストレスなく続けられます。
在宅中も日焼け止めを塗る
「家の中だから大丈夫」と思いがちですが、窓辺での作業や洗濯物の出し入れなど、意外と紫外線にさらされる場面は多くあります。短時間でも肌への影響は積み重なるため、在宅中も日焼け止めを塗る習慣が大切です。肌にやさしい低刺激タイプの日焼け止めを選べば、室内でも使いやすくなります。朝のスキンケアの一環として取り入れると、塗り忘れも防げて安心です。
衣類や帽子で肌を守る
日焼け止めと併用して、衣類や帽子で肌を覆うのも効果的です。特に長袖のシャツやUVカット素材のパーカーなど、通気性の良い素材を選べば、室内でも快適に過ごせます。帽子も、洗濯物を干すときやベランダに出る際に重宝するアイテムです。室内でも窓際に長くいる場合は、ストールなどで首まわりをカバーすると肌の負担を減らせます。無理のない範囲で続けられる工夫を取り入れてみましょう。
しっかり保湿をする
紫外線を浴びると肌の水分が奪われ、乾燥しやすくなります。乾燥した肌はバリア機能が低下し、さらに紫外線ダメージを受けやすくなるため、紫外線対策には、保湿も欠かせません。朝晩のスキンケアでは、化粧水や乳液でしっかりうるおいを与えましょう。保湿成分にセラミドやヒアルロン酸が含まれているものを選ぶと効果的です。肌を整えておけば紫外線の刺激から守りやすくなります。
妊娠中に避けたい紫外線対策のNG行動
紫外線を防ぎたいあまり、ついやってしまいがちな行動の中には、かえって肌や体に負担をかけてしまうものもあります。妊娠中は肌が敏感なうえ、赤ちゃんへの影響も気になる時期です。正しい知識をもとに、NG行動を避けることで、安全で無理のない紫外線対策ができます。普段のケアを見直し、必要以上に負担をかけない方法を心がけましょう。
使いかけの日焼け止めを使い続ける
手元に残っている日焼け止めをそのまま使っていませんか?日焼け止めには使用期限があり、開封後1年を過ぎると劣化している可能性があります。成分が変質すると、紫外線カットの効果が下がるだけでなく、肌に刺激を与えるリスクもあります。特に妊娠中は肌がデリケートになっているため、古い日焼け止めの使用は避け、新しいものを使用しましょう。購入時期をメモしておくと便利です。
紫外線を完全に避けようとする
妊娠中の肌を守るために紫外線を避けたいと思う気持ちは、とても大切なこと。でも、まったく日光に当たらない生活も、体にとってはよくありません。日光を浴びることで体内でつくられるビタミンDは、妊娠中の健康や赤ちゃんの成長にも関わってくる大切な栄養素です。朝や夕方など、紫外線が比較的穏やかな時間帯に、数分〜10分ほど日光浴をする時間をつくってみてはいかがでしょうか。日傘や帽子を使いながら、無理のない範囲で太陽の光と上手につき合うことがポイントです。
スプレータイプを顔に直接多用する
スプレータイプの日焼け止めは手軽に使えて便利ですが、使い方には注意が必要です。顔に直接スプレーすると、目や口、鼻に入りやすく、香りや成分によっては刺激を感じてしまうこともあります。妊娠中は特に匂いや刺激に敏感になりやすいため、顔に使う場合は一度手のひらに取ってから塗り広げるのが安心です。スプレーは髪や体用として使い分けると、より快適にケアが続けられます。
まとめ
妊娠中は、肌も気持ちも、ふだんとは少し違う繊細さを持つようになります。
紫外線が気になってきたのも、からだからのサインかもしれません。
今からでも、自分をいたわる時間を少しずつ持てば、それだけで十分です。
mi(ミィ)は、そんな一歩一歩をあたたかく受けとめ、寄り添い続けていきます。
小さな積み重ねが、未来の肌と心にやさしく届きますように。