Vol.01

好きを貫く勇気を、
私にとっての“幸せのカタチ”

  • 2022.3.15
  • m.i journal vol.01
  • インタビュー

遠藤 萌美さんフリーアナウンサー/事業家

1985年6月生まれ。北海道釧路町出身。NHK釧路放送局、山形さくらんぼテレビのアナウンサーを経て、結婚を機に大阪に。現在はフリーアナウンサーとして活動する一方、「声の大切さ」を伝えるための事業活動「声メイク」を展開。声のレッスンには小さい子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の方が受講。受講内容は、受験や面接のほか、仕事で役立つ声の出し方に加え、理想の自分に近づける声の出し方など。今後は、以前取得した社会福祉士の国家資格を活かし、「人生100年時代」を生きる高齢者のセカンドキャリアを後押しするような“声のビジネス”により一層力を入れていく。

お仕事について教えてください。

みなさん声のレッスンってしたことありますか?声は元々自分の生まれ持ったものだと思っている方が多いと思うのですが、実は後天的な要素が8割と言われています。私自身、発声の仕方や滑舌を良くするための練習をするなど、訓練を重ね、声に磨きをかけたことで、アナウンサーとしてのキャリアを積むことができ、人一倍「声の大切さ」を知ることができました。そのため現在は、老若男女問わず、さまざまな年代の方へ、「声の大切さ」を伝え、人生をより豊かにしていくことをお手伝いする仕事をしています。

そんな“声”をビジネスにしている私ですが、元々はシャイで声も小さくて滑舌も悪かったので、新卒の就職活動では、後に入社するさくらんぼテレビに採用していただけませんでした。しかし縁あって地元のNHK釧路放送局へ就職ができ、1年半ほど同局にお世話になりました。その後、NHKでのキャリアが生き、さくらんぼテレビに転職できました。「声の大切さ」に気付いたことで、今は“声”にまつわる新しい事業もでき、色々な方との出会いもあり、私の人生は大きく変化しました。そんな私自身が感じた「声の大切さ」を、今後もより多くの人にお伝えしていきます。

起業される際やその他で大変だったことを教えてください。

ビジネスにおいての大変さもありましたが、家庭と仕事を両立させることがなによりも大変でした。そもそも私が起業したきっかけは、もっと自分の力で色々と挑戦したい、また、転勤が多い夫の都合もあり、場所を選ばず仕事をしたいと思ったからです。そんな私は、起業してから妊娠をしたため里帰り出産もできず、転勤先の大阪で出産・子育てを行うことになりました。

妊娠・出産を経験するまでは、朝から晩まで目一杯の時間を仕事に費やす生活をしていたのですが、子どもが生まれたことにより、時間の制約ができてしまいました。すると自然と、夫が仕事、私が家事育児に仕事もという状況になり、肉体的にも精神的にもとても辛い思いをしました。でも子どもはとても可愛いし・・・という家庭と仕事のバランスでのジレンマがとても大きかったです。4カ月前(インタビュー当時)に2人目が生まれ、より大変さは増しましたが、改善しようとしなければうまくいかないままなので、夫との話し合いの場をたくさん設けるようにし、“子育て”も“仕事”も両立できるようにバランスをとっています。

家事・育児・仕事をこなすことは大変だと思うのですが、
両立の秘訣はありますか?

「○○であるべき」という自分ルールをもうけないことです。
本当に家事や育児が忙しく、自分の時間がなかなか取れません。でも、ふと立ち止まった時に、自分だけがせかせかしてしまって、夫や子どもたちはそんなにしていないなと、感じたときがありました。

それはなぜだろう、と考えた時に、私の中で、「○○であるべき」というルールを作っていることに気が付きました。例えば、朝は7時に起きて夜9時に寝ることを子どもたちのルールにしているのですが、これはあくまでも私が作ったルールなんですよね。それなのに、そのルールを守らせるために子どもたちや夫にも怒ってしまう日が続きました。人生は短いので少しでも笑顔の時間を増やしたい、と思っているのに、逆のことしかできない自分にも腹が立ち、それがまた辛くて・・・そこで、ならいっその事と、ポジティブな思考に切り替えて、少しくらい夜更かしや寝坊をしてしまう時があっても、「楽しい時間を過ごせた!」「体力を回復できた!」と、もっと柔軟に考えて過ごしていこうと決めました。

もちろん、生活習慣を整えることも大切ですが、それよりも「何事も柔軟に考えること・行動すること」が大切だと気付いたんです。それからは、自分ルールを減らしていき、家族みんなで楽しく過ごすためにできることを考えるようになりました。

妊娠・出産で大変だったことを教えてください。

一番大変だったことは、早産で想定外の入院を強いられた中で、周りに頼れる人がいなかったことです。
私は産院を決める時に、両親学級やヨガに加え、美味しい食事の提供がある病院を選びました。とくに、美味しい食事を楽しみにしていたのですが、早産になり、NICU(新生児集中治療室)がある大きな病院に転院となったため、思い描いていた産前産後ライフを過ごせませんでした。また、夫の転勤先での出産となり、周りに頼れる人がいなくてとても不安な日々でした。早産になってしまったことで、子どもと一緒に退院もできず、一緒に退院できているお母さんたちをみると「なぜ私は一人なのだろう」「小さく産んでしまってごめんね」と、とても辛かったです。その時は、一番近くにいる夫や、実家の母に電話したりして、心を保っていました。

産前産後の時期を振り返って、今同じように
お悩みを抱えている人に対してアドバイスはありますか?

育児は、十人十色。それぞれの形でいい。ということです。
私の中での妊娠・出産後の、一番大きな変化は、“女性”としてではなく、“ママ”として見られるようになったことでした。「お母さんなんだから」とか「○○ちゃんのママ」って呼ばれること、仕事関係でも「できないよね?」「休むよね?」と言われ、どこか周りの空気に流されている私もいました。しかし、そんな中でも私は仕事が好きだったから、仕事を続けたかったんです。なぜなら仕事をしている時が、一番自分らしくいられたから。また新しく始めた事業を通じて、たくさんの女性起業家の方たちと出会えたことが、改めて、仕事と育児の両立を見つめなおすきっかけとなりました。本当にみなさん生き生きと魅力的な方ばかりで、育児も仕事も両方楽しみながら、頑張っていたんです。そういった素敵な方々との出会いが、そんなに思い詰めるほど育児を頑張らなくていいんだ、と気付かせてくれました。

妊娠・出産・子育てと、赤ちゃんの事が最優先になってしまって、自分のことは諦めてしまいがちだけど、そうじゃなくて自分の好きなことも大切にしつつ子育てをした方が、私の場合は結果的にバランスが良かったです。

確かにその時は周りからの目が気になりましたが、今となっては、周りからはどう思われてもいいんだ、と吹っ切る勇気をもつことで、自分の好きを貫いてみたことが良かったと思っています。仕事をすることで、家族といる時間は減りますが、無理に育児に没頭するお母さんよりも、好きなことをやりながら、笑顔でいるお母さんの方が、子どもも嬉しいと思うから。実際に私は、共働きの両親のもとで育ち、母の働く姿をかっこいいと憧れていたので、そういう姿を子どもたちにもみせていきたいです。もちろん家族の形はそれぞれ違うので一概に、「これが正解」とは言えませんが、まずは今同じような境遇で悩んでいる方々に、あまり我慢しなくていいんだよ、それぞれの形でいいんだよ、ということをお伝えしたいです。私の場合、自分の好きなこと・諦めたくないことが仕事でした。

遠藤さんにとって自分らしさとはなんですか?

仕事をしている時です。もちろん子どもは可愛いし、子育ても楽しいし、家族との時間も大切だけど、やはり、私は働いている時が一番自分らしくいられるな、と感じています。元々はシャイで引っ込み思案で、何もできなかった私が、アナウンサーという肩書があるおかげで、人前に出て、仕事を頑張ることができ、たくさんの人や機会に恵まれました。そう考えると、アナウンサーをしている時の自分が理想の自分なのかもしれません。

m.iについて教えてください。


初めて手に取った時、見た目が本当に可愛くて、とても柔らかい印象を受けました。
産前産後は、身体が自分のものとは思えないぐらい大きく変化したのですが、出産して4ヶ月経った今(インタビュー当時)も、髪を洗う度に、毎回髪がいっぱい抜けてしまいます。しょうがないことだと、頭では理解しているものの、とてもショックで・・・そういうデリケートな悩みは中々家族にも共有できず、言えたとしても理解されないことが多く諦めていました。社会的にも声を大にして言いづらい部分がありますよね。そんな時に「やさしく私をつくる。」をコンセプトとするm.iの存在を知りました。こういう直球な、女性の身体を気遣うコンセプトの商品は初めて出会ったので、とても勇気づけられました。「ちゃんとどこかに見てくれている人がいる、この身体の事を分かってくれている人がいる」と嬉しくなりました。
また、私は、普段使用しているシャンプーの香りも非常に気に入っているのですが、身体が弱っている時には「香り」に敏感になっているのか、とてもきつく感じてしまいました。m.iは控えめな柑橘系のオレンジの香りなので、緊張がほぐれ、億劫だったお風呂タイムが、とても幸せに感じられています。
そして、周りにもこれから出産を控えている友人が多いのですが、m.iを贈ることで友人の身体を気遣うことができるのもいい点ですよね。赤ちゃんにおめでたい気持ちを贈ることも大切だけど、頑張るプレママ友人へ、思いやりの気持ちを込めてプレゼントができたら素敵だなと思っています。