産後の頭皮が臭い…私だけ?においやすい時期と正しいケア方法
- 2025.10.24
- m.i journal vol.35
- コラム
出産後、なんだか頭皮が臭う気がする…そんな悩みを抱えていませんか?
「自分だけ?」「ちゃんと洗ってるのに」と不安になる方も多いはずです。
本記事では、産後に頭皮が臭くなる理由とその対策をわかりやすく解説します。
読み終えるころには、毎日の中でムリなく続けられるケアのヒントが見つかるでしょう。
産後に頭皮が臭くなる原因とは?

出産後、「あれ、なんだか頭のにおいが気になるかも…」と感じたことはありませんか?
実は、産後に頭皮のにおいが強くなるのは、ホルモンの変化や生活リズムの乱れ、ストレスなどが重なって起こる自然な変化です。出産をきっかけに体内のバランスが大きく揺らぎ、皮脂の分泌や自律神経の働きに影響が出やすくなります。さらに、睡眠不足や偏った食事が重なると皮脂が酸化しやすくなり、においが強く感じられることも。
こうした変化は多くのママが経験すること。まずは「自分だけじゃない」と知り、やさしくケアしていくことが大切です。
ホルモンバランスの変化で皮脂が増える
出産後はホルモンバランスが大きく変わることで、皮脂の分泌が活発になります。特に女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、皮脂腺が刺激されて、頭皮のべたつきやにおいの原因になることが多いです。皮脂そのものは必要な成分ですが、過剰に分泌されると毛穴が詰まり、酸化して嫌なにおいを発生させてしまいます。産後はこのような変化が起こりやすいため、皮脂の状態を意識したケアが欠かせません。
生活リズムや食事の乱れが影響する
赤ちゃん中心の生活が始まると、どうしても睡眠や食事のリズムが不規則になりがち。
この乱れが自律神経に影響し、皮脂の分泌バランスや質にも変化が起きやすくなります。特に、脂質や糖質の多い食事が続くと、皮脂が酸化しやすくなり、においが強くなる原因になります。産後は忙しい中でも、できるだけ野菜やたんぱく質を意識的に摂ることが大切です。
ストレスや睡眠不足がにおいの悪化につながる
育児中のストレスや睡眠不足は、自律神経の働きを乱し、汗や皮脂の分泌を不安定にさせます。これにより、皮脂が必要以上に分泌されたり、においが強くなったりする場合があります。また、疲れがたまると老廃物の排出がうまくいかず、体内ににおいの原因物質がたまりやすくなることも。無理に「頑張ろう」としすぎず、できるときにひと息ついたり、自分をいたわる時間を少しでも取ることが、においケアにもつながります。
産後の頭皮のにおいが気になる時期

産後の頭皮のにおいが気になりやすいのは、出産直後から数ヶ月のあいだです。この時期はホルモンバランスの変化が大きく、皮脂の分泌が一時的に増える傾向があります。特に産後1〜3ヶ月ごろは、生活リズムが不安定で睡眠不足になりやすく、においの原因となる皮脂や汗がたまりやすくなります。特に夕方になると皮脂が酸化し、「朝は気にならなかったのに、夕方になるとにおう」と感じるママも。「気になるのは自分だけじゃない」と知ることで、気持ちが少しラクになるかもしれません。
頭皮のにおいを改善するケア方法

産後の頭皮のにおい対策には、毎日のやさしいケアがとても効果的です。ホルモンの影響で皮脂が増えやすくなった頭皮でも、洗い方やケアアイテムを少し見直すだけで、においの軽減が期待できます。ここでは、忙しいママでも取り入れやすい方法をご紹介します。無理なく続けられる範囲で、できることから始めてみましょう。
頭皮マッサージで皮脂のつまりをほぐす
頭皮マッサージは、皮脂のつまりをやわらげて血流を促す効果があります。皮脂が毛穴にたまると酸化しやすくなり、においの原因になります。シャンプーの前や洗髪中に、指の腹でやさしく円を描くようにマッサージすると効果的です。力を入れすぎず、心地よい強さで行うのがポイントです。数分でできるので、赤ちゃんがお昼寝しているタイミングなどに取り入れてみてください。
アミノ酸系シャンプーでやさしく洗う
洗浄力の強いシャンプーは、頭皮を守るうるおいまで奪ってしまいます。アミノ酸系シャンプーは低刺激で、必要な皮脂を残しつつ余分な汚れを落とせるのが特長です。頭皮が敏感になりやすい産後にも適しており、継続的に使うことで頭皮環境が整いやすくなります。ゴシゴシこすらず、泡で包み込むように洗いましょう。香料の少ないものを選ぶと赤ちゃんにも安心です。
紫外線を避けて頭皮環境を守る
紫外線は頭皮にもダメージを与え、乾燥や皮脂の酸化を引き起こします。日差しの強い日は帽子をかぶったり、UVカット機能付きのスプレーを使うなどして、頭皮を守ることが大切です。特にベビーカーでのお散歩や買い物のときは、つい油断しがちなので注意が必要です。帽子をかぶるだけでも、頭皮の状態を整える助けになります。日常的な予防が、におい対策にもつながります。
時短ケアグッズを使う
毎日ゆっくりケアするのが難しい場合は、時短グッズを活用するのがおすすめです。ドライシャンプーや頭皮用シートは、洗えない日でもさっとリフレッシュできます。炭酸スプレーやクールタイプのミストも、べたつきやにおいの軽減に効果的です。洗い流さないトリートメントや速乾ドライヤーも、髪や頭皮への負担を減らしてくれます。短時間でも清潔感を保てる工夫が、産後には大きな味方になります。
日常の工夫で頭皮のにおいを内側からケア

産後の頭皮ケアは、シャンプーなどの外側からの対策に加えて、体の内側から整えていくこともとても大切です。食事や睡眠、軽い運動といった生活習慣を見直すことで、皮脂の質や分泌のバランスが整い、においの発生をやわらげることができます。とはいえ、産後はホルモンバランスの大きな変化や、育児による生活の乱れがつきもの。「無理なくできる範囲で整えていく」ことが、長く続けられるケアにつながります。
バランスの良い食事で頭皮環境を整える
食事は、頭皮の皮脂バランスに大きく関わります。脂っこいものや甘いものが続くと、皮脂が酸化しやすくなり、においが強まってしまうことも。反対に、ビタミンB群・亜鉛・たんぱく質などの栄養素を意識的にとることで、頭皮のコンディションが整いやすくなります。
忙しい毎日でも、たとえば「納豆や豆腐を1品追加する」「スープに野菜を多めに入れる」など、手軽にできることから少しずつでOKです。
睡眠の質を上げて頭皮と髪を内側から整える
良質な睡眠は、ホルモンバランスを整え、頭皮や髪の健康にもつながります。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、細胞の修復や代謝を助ける大切な役割を持っています。「たっぷり眠れない…」という方も、短くても質のよい眠りを目指すことがポイントです。スマホやカフェインを寝る前に控えたり、リラックスできる音楽やアロマを取り入れるなど、少しの工夫で睡眠の質はぐっと変わります。
軽い運動で血流とホルモンの巡りを促す
体をほんの少し動かすだけでも、血行が良くなり、ホルモンのめぐりが整いやすくなります。血流がスムーズになると、頭皮にも必要な栄養が行き届き、皮脂の過剰分泌やにおいの軽減にも効果的です。ストレッチや深呼吸、ベビーカーでのゆっくりお散歩など、産後の体に負担の少ない方法から取り入れてみてください。「リフレッシュにもなる」「気分が明るくなる」といった心のケアにもつながります。無理なく、コツコツが一番です。
まとめ

ちゃんと洗っているのに、ふとしたときに頭皮のにおいが気になる…。そんな戸惑いは、産後の体と心ががんばっている証でもあります。「私だけ?」と感じるかもしれませんが、実は多くの方が同じような悩みを抱えています。
m.i(ミィ)は、そうした変化にやさしく寄り添えるケアを大切にしています。完璧を目指すのではなく、自分に合った方法を少しずつ取り入れていくことが、日々の心地よさにつながると考えているからです。
今日できることを一つでも見つけながら、自分自身をいたわる時間を育てていけますように。

