妊娠中におすすめのノンシリコンシャンプーとは?メリットと選び方を解説【研究チーム監修】
- 2025.10.9
- m.i journal vol.32
- コラム
妊娠してから頭皮が敏感になり、今までのシャンプーが合わなくなった…そんなお悩みはありませんか?
特に香りや刺激に敏感になる妊娠中は、毎日のバスタイムも気を使いますよね。
本記事では、妊婦さんに注目されているノンシリコンシャンプーの特徴や選び方、避けたい成分についてわかりやすく解説します。
読み終えるころには、自分と赤ちゃんのために「これなら使ってみたい」と思えるシャンプーに出会えるヒントが見つかり、心地よいお風呂時間のきっかけになれば嬉しいです。(研究チームとは、タカラベルモント株式会社 化粧品研究開発部を指します。)
ノンシリコンシャンプーとは?
ノンシリコンシャンプーとは、髪をコーティングする目的で使われるシリコン成分が含まれていないシャンプーです。シリコンは髪の手触りをなめらかにする一方で、毛穴詰まりや頭皮のベタつきが気になる人にとっては、刺激やトラブルの原因になることもあります。特に妊娠中は肌や頭皮が敏感になるため、刺激を避ける目的でノンシリコンタイプを選ぶ人が増えています。自然派志向の人にも好まれ、低刺激・無添加処方とセットで選ばれるケースが多いのが特徴です。
シリコン入りとノンシリコンの違いを知ろう
シリコン入りとノンシリコンでは、髪表面の質感に違いが出てきます。シリコン入りシャンプーは髪のきしみを抑え、手触りをなめらかにしますが、頭皮に残りやすく、毛穴をふさぐ可能性もあります。一方、ノンシリコンは髪本来の質感が出やすく、地肌にもやさしいのが特徴です。洗い上がりに多少のきしみを感じることはありますが、成分を見直したい人や妊娠中の方に選ばれる傾向があります。
ノンシリコンシャンプーのメリットとデメリット
ノンシリコンシャンプーの最大のメリットは、頭皮や髪に負担をかけにくいことです。シリコンによるコーティングがない分、頭皮の通気性が良く、毛穴詰まりの心配が減ります。成分にこだわった商品が多く、妊娠中の敏感な肌にも使いやすいのが魅力です。ただし、洗い上がりにきしみやパサつきを感じやすい、合う商品を見つけるまで試行錯誤が必要になるなどのデメリットもあります。使用感は好みによるため、自分に合う商品を見極めることが大切です。
妊娠中にノンシリコンシャンプーが注目される理由
妊娠中は肌や頭皮がデリケートになりやすく、今まで問題なかったシャンプーが急に合わなくなることもあります。香りや成分に敏感になる方が多く、毎日のケアがストレスの原因になるケースも少なくありません。そんな中で注目されているのが、やさしい処方のノンシリコンシャンプーです。低刺激で余分な成分を含まないタイプは、妊娠中の不安定な肌状態でも使いやすいとされています。肌に負担をかけず、快適なバスタイムをサポートしてくれる点が、多くの妊婦さんから選ばれている理由です。
妊娠による頭皮や髪の変化
妊娠中はホルモンバランスが大きく変化し、頭皮や髪質にもその影響が出やすいといわれています 。頭皮が乾燥しやすくなったり、逆に皮脂が過剰に分泌されてベタつきやすくなる人もいます。また、妊娠中は髪が抜けにくくなる方が多い一方、人によっては逆に髪が抜けやすくなったり、コシやハリがなくなったりする場合もあります。こうした変化は一時的なものですが、肌が敏感になればシャンプーの刺激を強く感じてしまう場合があります。日常的に使うアイテムだからこそ、なるべく刺激の少ないシャンプーを選ぶことが大切です。
刺激の少ないケアを求める妊婦さんが増えている
最近では、妊娠を機にスキンケアやヘアケアを見直す女性が増えています。特にシャンプーは毎日使うものだからこそ、安心して使える低刺激タイプを選びたいと考える方が多いです。香料や添加物に敏感になる時期でもあるため、無添加・ノンシリコン・天然由来成分などの表示がある商品に注目が集まっています。市販の商品の中でも「妊娠中でも使いやすい」と口コミで話題の商品は人気が高く、シャンプー選びが以前より重要視されている傾向があります。
妊娠中に避けたいシャンプー成分
妊娠中はホルモンバランスの変化により、肌や頭皮がいつも以上に敏感になります。こうした状態では、普段は問題のなかった成分にも反応してしまうことがあります。特に市販のシャンプーに含まれる刺激の強い成分は、肌トラブルや不快感の原因になりやすいため注意が必要です。赤ちゃんへの影響を気にする方にとっても、成分選びは大切なポイントです。使う前に成分表示をしっかり確認し、安心して使えるシャンプーかどうかを見極めましょう。
刺激を感じやすい界面活性剤やアルコール系成分に注意
洗浄力の高いシャンプーには、刺激を感じやすい界面活性剤が使われている場合があります。例えば、ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naは、皮脂を取りすぎて頭皮を乾燥させやすく、かゆみや赤みの原因になることもあります。アルコール系の成分は揮発性が高く、頭皮の水分を奪いやすいため注意が必要です。妊娠中は乾燥やかぶれが起きやすい時期なので、こうした成分が含まれているかをチェックすることが大切です。
合成香料・着色料はつわりや肌荒れの原因に
合成香料や着色料も妊娠中には避けたい成分の一つです。特に着色料は、シャンプーの効果には関係のない添加物であり、肌が敏感になっている時期には刺激となることがあり、色素によっては、かぶれや赤みなどの肌トラブルを引き起こすケースも報告されています。
無着色・無添加のものや、シンプルな処方のシャンプーを選べば、肌への負担をおさえたケアが続けられます。購入前には成分表示を確認して、気になる成分が含まれていないかチェックしておくのがおすすめです。
成分表示でチェックすべきポイントとは?
シャンプーの成分表示は、配合量の多い順に記載されています。※刺激が気になる成分が上位にある場合は、避けたほうがよいでしょう。例えば「ラウリル硫酸Na」「エタノール」「香料」「赤○号」といった表記があるものは注意が必要です。一方で、「アミノ酸系洗浄成分」「ヒト型セラミド」「植物エキス」など、やさしい成分が上位に並んでいる製品は、敏感肌でも使いやすい傾向にあります。判断に迷ったときは、公式サイトや口コミでの使用感も参考にするとよいでしょう。
※配合量1%以下の成分は順不同
妊娠中に使いやすいノンシリコンシャンプーの選び方
妊娠中の敏感な頭皮には、刺激の少ないノンシリコンシャンプーが向いています。ただし、「ノンシリコン」と表示されていても、すべてが妊婦さんにやさしいわけではありません。低刺激かどうか、香りがきつくないか、髪質や頭皮の悩みに合っているかの確認が大切です。市販の商品を選ぶ際には、成分表示や使用感の口コミも参考になります。日々のケアが心地よいものになるよう、自分に合った1本を見つけましょう。
香りがつわりに影響しないか確認する
つわりの時期は、普段は気にならない香りにも強い不快感を覚えることがあります。シャンプーの香りが原因で気分が悪くなるケースも少なくありません。無香料タイプや、天然精油を使用したやさしい香りのものを選ぶと、つわり中でも使いやすいでしょう。香りが控えめに設計されているものや、今の自分の好みに合っていると感じられる香りを選ぶことも、心地よく使い続けるための大切なポイントです。レビューを確認したり、テスターを使ったりして、自分の体調や好みに合うかを確かめてから購入すると安心です。
自分の髪質や頭皮悩みに合う商品を選ぶ
ノンシリコンシャンプーの中にも、髪の乾燥、うねり、ボリューム不足など、さまざまな悩みに対応した商品があります。例えば、保湿成分が多く入ったものは乾燥悩みにアプローチでき、補修成分入りのものは、まとまり感をサポートしてくれます。
妊娠中は髪質が変化することもあるため、現在の状態に合わせて選ぶのが大切です。迷ったときは、複数のサンプルを試して比べてみるのもよいでしょう。
まとめ
妊娠中は、今まで平気だった香りや成分に、ふと違和感を覚える場合があります。
でも、それはからだからの大切なサイン。だからこそ、いまの自分に合うものを選び直していいのです。
髪や頭皮にやさしいものを選ぶことは、自分を大切にするための、小さな一歩。
m.i(ミィ)は、そんなあなたの選択が、心地よい毎日につながっていくことを願っています。
今日の選択が、明日のやさしさになりますように。