Vol.07

マタニティー期との落差がストレスに?産後ママの睡眠事情

  • 2025.3.19
  • m.i journal vol.07
  • コラム

妊娠・出産は喜びとともに、不安や孤独を感じやすい時期でもあります。特に産後は心身ともに大きな疲労を抱えるため、本来は十分な休息が必要ですが、多くのママにとって「赤ちゃんが最優先で、自分のことは後回し」になりがちです。
m.iでは、そんな産後ママの「休養時間の量と質」に着目し、一般社団法人日本リカバリー協会(事務局:神奈川県厚木市、代表理事:片野秀樹)の技術協力※のもと、分析を行いました。
※10万人を対象とした「リカバリー(休養)」に関する調査『ココロの体力測定 2024』のデータ抽出・集計・分析

マタニティー期は睡眠時間が増え、産後期で一気に減少

このギャップが産後女性の心身に大きな影響を

女性の睡眠時間を時期別に比較すると、マタニティー期は8時間以上の睡眠をとる人が14.2%と多く、5時間未満は14.6%と比較的少ない結果となりました。一方で産後期では5時間未満の睡眠時間が32.2%に増加し、マタニティー期よりも睡眠時間が大幅に減少していることがわかります。

また、未就学児期になると、睡眠時間は産後期よりも全体の平均に近づく傾向が見られました。このように「妊娠中の睡眠増加」から「産後の急激な減少」へのギャップが、産後女性の心身に大きな影響を与えている可能性が高いと考えられます。

睡眠不足は心身の回復を妨げる要因のひとつであり、産後のストレスや疲労感の増加にも関係していると考えられます。産後の睡眠不足にどう対応するかが、産後の心身のリカバリーにおいて重要なポイントになると言えるでしょう。

 

睡眠とは異なり、休息・くつろぎ時間は産後から継続して減少

出産を機に自分の休養時間の確保が困難に

女性の休息・くつろぎ時間を、時期別に比較してみると、マタニティー期は比較的休養時間が確保される一方、産後に入ると大幅に減少していました。休息・くつろぎ時間でも、マタニティー期と産後期とのギャップが生まれていることがわかりました。

未就学児期においても、産後期と同様に休息・くつろぎ時間が減少したままの状態が続く傾向が見られました。これは、出産を機に自分の休養時間を確保することが難しくなる女性が増えることを示唆しています。

特に産後期は、自分の時間を持つことが難しくなり、睡眠不足に加えて、十分な休息をとることができない状態に陥りがちです。こうした状況が続くと、心身の疲労が蓄積しやすく、産後うつや体調不良のリスクが高まる可能性もあります。

限られた時間の中でも、短時間でリフレッシュできる工夫や、周囲のサポートを得ることが重要だと考えられます。

 

【ココロの体力測定 2024 調査概要】

調査名: 「ココロの体力測定 2024」

期間: 2024年 4月25日~5月30日

SCR調査対象: 全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)

方法: インターネット調査

SCR調査項目: 10問

※今回抽出条件

女性、20~49歳:23611サンプル(マタニティー期:1688サンプル、産後期:2874サンプル、未就学児期:11802サンプル)