休めない産後ママ・・・ストレスと睡眠不足のリアル
- 2025.3.12
- m.i journal vol.06
- コラム
妊娠・出産は喜びとともに、不安や孤独を感じやすい時期でもあります。特に産後は心身ともに大きな疲労を抱えるため、本来は十分な休息が必要ですが、多くのママにとって「赤ちゃんが最優先で、自分のことは後回し」になりがちです。m.iでは、そんな産後ママの「休養時間の量と質」に着目し、一般社団法人日本リカバリー協会(事務局:神奈川県厚木市、代表理事:片野秀樹)の技術協力※のもと、分析を行いました。
※10万人を対象とした「リカバリー(休養)」に関する調査『ココロの体力測定 2024』のデータ抽出・集計・分析
産後女性の3人に1人が睡眠5時間未満!
睡眠だけでなく、休息・くつろぎ時間も大きく減少
出産後の女性は、慣れない育児や家事の負担が大きくなり、十分な睡眠時間を確保するのが難しいと言われています。実際に産後女性の睡眠時間を2023年と2024年で比較すると、「5時間未満」の割合が28.2%から 32.2%へ増加(1.14倍)し、約3人に1人が5時間未満しか眠れていない状況であることがわかりました。
特に、夜間の授乳や赤ちゃんの夜泣きの影響で、まとまった睡眠をとることが難しく、睡眠の分断が発生しやすい点も課題です。
また、睡眠以外の「休息・くつろぎ時間」についても、1時間未満の割合が51.7%に増加(1.68倍)していました。産後女性の休養時間は 量・質ともに減少傾向 にあることがわかりました。睡眠時間(量)だけではなく、休息・くつろぎ時間(質)の低下も疲労の蓄積につながっていることが考えられ、睡眠時間の確保が難しい中、短時間でも質の高い休息をとる工夫が求められそうです。
高ストレスな産後女性は半数以上が5時間未満睡眠
産後女性のストレス度合を比較すると、高ストレス者の50.4%が睡眠5時間未満であり、全体(32.2%)と比べて1.56倍の割合となっています。また、「1時間未満の休息・くつろぎ時間」も高ストレス者では66.1%(全体の1.28倍)に達し、休養時間が大きく不足しています。
この結果から、ストレスが高いほど、睡眠・休養時間が短い傾向にあることが分かります。
ストレス軽減のためにも、質の高い休息を意識的に確保することが重要と言えそうです。
【ココロの体力測定 2024 調査概要】
調査名: 「ココロの体力測定 2024」
期間: 2024年 4月25日~5月30日
SCR調査対象: 全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)
方法: インターネット調査
SCR調査項目: 10問
※今回抽出条件
女性、20~49歳:23611サンプル(マタニティー期:1688サンプル、産後期:2874サンプル、未就学児期:11802サンプル)