Vol.63

更年期の髪がまとまらない…。パサパサ感の原因とケア方法

  • 2026.8.27
  • m.i journal vol.63
  • コラム

更年期に入ってから、髪が急にパサパサしてまとまらないと戸惑っていませんか。いつものお手入れでは追いつかず、気持ちまで沈んでしまうこともあるでしょう。この記事では、髪が乾きやすくなる理由と、毎日の中で無理なく取り入れやすいケアの工夫を紹介します。少しずつ、自分に合う髪の整え方を見つけていきましょう。

更年期に髪がパサパサしやすくなるのはなぜ?

更年期の髪の変化は、年齢だけで片づけられないことがあります。体の内側で起こるゆらぎが、髪や頭皮の状態に少しずつ表れやすくなるためです。まずは背景を知ることで、必要以上に自分を責めず、落ち着いて向き合いやすくなるでしょう。

女性ホルモンの変化でうるおいが保ちにくくなるから

更年期には女性ホルモンの分泌がゆるやかに変化し、髪の水分や油分を保つ力も揺らぎやすくなります。すると、これまでと同じケアでも乾燥しやすい、広がりやすい、手ざわりがごわつくと感じることがあるでしょう。年齢だけのせいと決めつけず、体の変化のひとつとして受け止めることが、やさしい見直しの第一歩になります。

頭皮の乾燥や血行のゆらぎも関わるから

髪のパサつきは毛先だけの問題ではなく、土台になる頭皮の乾燥も関わっている可能性があります。頭皮がかたく感じたり、つっぱるような感覚があったりすると、健やかな髪を育てる環境が乱れやすくなることも。さらに、冷えや運動不足、睡眠の乱れが重なると巡りもゆらぎやすいため、髪だけでなく頭皮までやさしくいたわる視点が助けになります。

更年期の髪に出やすいサイン

髪のパサつきは、ただ乾いて見えるだけではありません。まとまりにくさやツヤの低下など、日常の中で気づく小さなサインとして表れやすいものです。いつもと違う変化に早めに気づけると、ケアの方向も選びやすくなります。

毛先が広がり、まとまりにくくなる

朝は整っていても、時間がたつと毛先がふわっと広がり、思うようにまとまらないことがあるかもしれません。これは髪の表面が乾きやすくなっているサインのひとつ。湿気や摩擦の影響も受けやすくなり、扱いづらさにつながります。

ツヤの低下や切れ毛が気になりやすい

以前より髪にツヤが出にくい、ブラッシングのたびに短い毛が目立つ、そんな変化も更年期に感じやすいポイントです。パサつきが続くと、手ざわりだけでなく見た目の印象にも影響しやすいため、早めのやさしい見直しが助けになります。

シャンプー時間に見直したいこと

毎日何気なく続けている洗髪習慣が、乾燥を強めてしまうこともあります。特別なことを増やさなくても、洗うときの選び方や力加減を変えるだけで、髪と頭皮への負担は軽くできるでしょう。できる範囲で整えてみませんか。

洗浄力が強すぎるアイテムに注意する

すっきり感を重視したシャンプーが、今の髪には少し強すぎる場合もあります。洗い上がりにきしみやつっぱり感があるなら、しっとり系や低刺激のものへ見直すのもひとつ。必要なうるおいを守りやすくなり、扱いやすさにつながるでしょう。

熱すぎるお湯とこすり洗いを避ける

熱いお湯は気持ちよく感じても、髪と頭皮の乾燥を進めやすいことがあります。ぬるめのお湯で流し、爪を立てず指の腹でやさしく洗うのがおすすめです。ゴシゴシこする習慣を控えるだけでも、パサつきの悪化を防ぎやすくなります。

乾かし方とスタイリングの工夫

お風呂上がりから朝のスタイリングまで、熱や摩擦を受ける場面は意外と多いものです。ここでの扱い方が変わると、毛先の質感や広がり方にも差が出やすくなります。ほんの少し丁寧にするだけでも、髪の印象はやわらぎやすくなるでしょう。

タオルドライはやさしく水分を取る

濡れた髪は傷みやすいため、拭くときの摩擦には気をつけたいところです。タオルで包み込むようにして水分を吸わせると、こすらず整えやすくなります。急いでいる日でも、押さえるように拭く意識をもつだけで負担を減らせます。

ドライヤーやアイロンの熱をかけすぎない

乾かしすぎや高温のアイロンは、パサつきが気になる髪には刺激になりやすいものです。ドライヤーは少し離して動かしながら使い、完全に熱を当て続けないようにしましょう。ヘアアイロンも低めの温度を選ぶと、髪を守る助けになります。

髪のために意識したい食事と生活習慣

髪の状態は、外からのケアだけでなく毎日の暮らし方にも影響を受けます。忙しい時期ほど、食事や睡眠は後回しになりがちですが、土台を整えることは髪にもやさしい選択です。完璧でなくても、少しずつ意識することから始めてみましょう。

たんぱく質や鉄、亜鉛を無理なくとる

髪は主にたんぱく質からできているため、食事の偏りが続くとうるおい感やハリに影響しやすくなります。肉や魚、卵、大豆製品は、毎日の食卓に取り入れやすいたんぱく源です。さらに、鉄や亜鉛を含む赤身の肉、貝類、海藻、豆類なども意識できるとよいでしょう。毎食完璧でなくても、まずは一品足してみるだけで、髪の土台づくりの支えになります。

睡眠とストレスケア

眠りが浅い日が続いたり、気持ちの緊張が抜けなかったりすると、体全体のリズムが乱れやすくなります。更年期はただでさえ心身がゆらぎやすい時期なので、休息を後回しにしないことが大切です。寝る前にスマートフォンを見る時間を少し短くしたり、湯船につかったり、深呼吸や軽い散歩を取り入れたりするだけでも、気持ちがゆるみやすくなるでしょう。こうした積み重ねが、髪の土台を整える助けにもつながります。

パサつきを悪化させやすい習慣

一生懸命ケアをしていても、知らないうちに乾燥を強める習慣が重なっていることがあります。毎日の積み重ねだからこそ、ほんの小さな見直しでも変化を感じやすいもの。頑張りすぎるより、負担を減らす発想で整えていくのがおすすめです。

紫外線や乾燥を放置する

肌と同じように、髪も紫外線や乾いた空気の影響を受けています。外にいる時間が長い日は帽子を使ったり、室内の乾燥が強いときは加湿を意識したりするとよいでしょう。季節によるダメージをためこまないことが、パサつき予防につながります。

頻繁にカラーやパーマをする

おしゃれを楽しみたい気持ちは大切ですが、短い間隔でカラーやパーマを重ねると、今の髪には負担が大きい場合もあります。気になるときは施術の間隔を相談し、保湿重視のケアを組み合わせるのも方法です。無理のない続け方を選んでいきましょう。

ひとりで悩みすぎないために

髪の変化は見た目に関わるぶん、人に話しにくいと感じる方も多いかもしれません。けれど、抱え込みすぎると気持ちまで疲れてしまうことがあります。セルフケアだけで頑張ろうとせず、必要なときは周囲の力を借りることも大切です。

美容師や皮膚科に相談したい目安

パサつきに加えて、かゆみや赤み、フケ、急な抜け毛の増加などが続くときは、自己判断だけで進めないほうが安心です。普段のヘアケアについて美容師に相談したり、気になる症状が強い場合は皮膚科で相談してみましょう。

髪の変化を記録して相談のヒントにする

パサつきが気になり始めた時期や、広がりやすい日、使っているシャンプーやカラーの頻度などをメモしておくと、自分に合う見直し方が見つけやすくなります。変化が続くときは、その記録が美容師や皮膚科に相談するときの助けにも。ひとりで抱え込まず、髪の悩みを少しずつ言葉にしてみましょう。

まとめ

更年期の髪のパサつきは、体が変化している証拠のひとつです。一時的に強く出ることもありますし、以前のように整わない日があっても自分を責める必要はありません。更年期を過ぎたり、日々のケアや生活習慣が少しずつ整ったりすることで、落ち着いてくる場合もあります。

m.i(ミィ)は、更年期の髪の変化に戸惑うあなたの気持ちにも、そっと寄り添いたいと考えています。毎日すべてを整えようとしなくても、気づいたときに髪をいたわるだけで十分です。無理せず、できることから少しずつ。完璧を目指さなくても大丈夫。あなたが自分らしく、ほっとできる時間を重ねていけますように。